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才能という名の地の利

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才能とは戦における地の利のようなものだと思う。実際の戦なら誰でも地形的に有利な場所に陣取ることで戦を有利に進めるというのは当たり前だと考えるはず。

なのに、世の中に才能か努力か、みたく二者択一を前提とした議論がたびたび巻き起こるのはなぜだろうか。それは、才能が戦における地形的有利とは違って、目に見えないわかりづらいものだからではないか。

つまり、地の利とは元々地形に存在する有利なわけであるが、才能とは努力によって培われたものなのか、幼少期からの教育や過ごし方という環境の違いによって身についたものなのか、はたまた遺伝的に元々決まっていたものなのか、判断がつきづらく、才能のせいにすると得てして努力が足りないと言われがちな性質があるのではないか。

反面、地の利は目に見えやすい分、地の利を勝敗に勘定したところで誰にも文句を言われづらいのだとも感じる。

ここで再び努力か才能かという議論に立ち戻ってみる。一旦の結論としては、「努力も才能も大事だ」ということになると思う。月並みな結論だとか、反証のない主張は詭弁だとかと言われるかもしれないが、もう少し詳しく見ていきたい。これを戦の話に置き換えて考えてみる。

もちろん、戦況にはよるが一般に地の利は大きなアドバンテージになる。なぜなら、人の力では覆しにくいものだからだ。しかし、一方で全く覆せないかというとそうではないと思う。ここから言えることは、「地の利は覆せないことはないけど、覆すのは結構難しいよ」ってことだと思う。

議論を収束させよう。戦の例に見た通り、才能か努力かという議論に対して僕の立場としては「才能の利は覆せないことはないけど、覆すのは結構難しいよ」ということになる。

これに対する反証を与えるとするなら、「もっぱら自分が25年生きてきて観察してきた2000人弱ぐらいをnとしたサンプルに鑑みるに才能を覆して成功してる人は見たことがない」、言い換えるなら「成功している人は自分の才能を生かして成功してる」という事実を挙げることになると思うのだが、これがサンプルバイアスだと言われるとするならば、まあ確かにそれはそうだと言わざるを得ない気はする。

まあとにかく、ここで言いたいこととしては、「才能というのは人の力で覆しにくい地の利みたいなもので、戦いに勝つ、生き残ることを目的とするならば、常にその人を取り巻く環境も含めて地の利としての才能を生かすことを考えるのが大切だ」ということだ。以上。

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